Oh! My HONEY 6


「某アイドルの真似事をすることになりました」








それはもう晴天の霹靂と言うか。
「と、言うわけで仕事が終わったら毎日2時間練習を行いますので、該当者は出来るだけ残ってください」
まさかすぎて。
こんなことなら立候補しなかったのに…。
バイト代出るって言ってもこれはないー!
や、ホントいい歳してこれはないでしょ無理だよこの衣装スカート短すぎ。
あああああでももう止めますなんて言えないし。
それより夕飯どうしよう。
暫くクロウに代わって貰うしか…ないよね。
でも一ヶ月かー…一ヶ月かー…。




の足取りは重い。
しかしもう引き受けてしまったなら仕方が無い。
ガレージにいるであろう面々の顔を思い浮かべては溜め息が出た。
悲しいかな家はもう目の前である。
遊星と一緒に住むようになってこんなにも家に帰るのが憂鬱だった日があるだろうか。
嗚呼…笑われるよねー。
だってアイドルだもんねー。
言いたくない…言いたくない…。
「…ただいま」
薄暗い声でガレージの中へ。
そんな日に限って全員揃ってたりするから始末が悪い。
「お帰り、。なんかとっても元気ないね」
一番近くにいたブルーノが声を掛けてくる。
少し前に来たところだというのにすっかりチームの一員の彼である。
自身、このチームのメンバーには無い穏やかさと人懐こさを非常に心地よく思っている。
「うん…えっと、クロウ、お願いがあるんだけど」
「俺にか?」
「うん…あの、あのね…ちょっと一ヶ月くらい帰りが遅くなりそうだから夕食の準備お願いしたくて」
「何だ。別にそれくらい良いぜ」
深刻なの表情にちょっと構えていたのだろう、クロウは快く了承した。
「何故遅くなるんだ?」
横から素早く口を挟むのは遊星である。
ご存知のとおりのの交際相手からその疑問が出るのは至極当然と言えよう。
も隠し立てをするつもりなど本当に無い。
しかし、本当のことを言うのはやはりどうしても恥ずかしくて。
「…仕事で、一ヶ月ほど残らなきゃいけないの」
間違ってはいないだろう。
仕事(の付き合い)で(アイドルの真似事をやる練習のため)残らなくてはならない。
そう、ちょこっと端折っただけである。
「どうしてもか」
「どうしても…。でも心配なら迎えに来てくれてもいいのよ?…なんて言ってみたりしてー…」
「当然迎えに行くつもりだが?」
「あ、ありがとう…」
何でもない顔で礼を言うだが、内心は言ってみて良かったと胸を撫で下ろしていた。
衣装で合わせる日は必ず着替えて出よう…と心に決める。
遊星のことだ、絶対に先に来て待っているに違いない。
彼はそういう男だ。
「ま、とりあえず元気が無いのはそういう理由だから。一ヶ月間は疲れた顔してるかもしれないけどそっとしておいてね!」
これで、誤魔化せたカナ…。
そそくさと逃げるようには二階へと上がる。
背後に突き刺さる遊星の視線をなんとなく感じながら。
しかし、彼女にはもう一つ今晩どうしてもクリアせねばならない試練があるのだ。
鞄をどさっと置いてベッドの上にもう一つ手に持っていた紙袋をおろす。
「あーもー…今しかない?でも何か遊星ずっと私を見てたような気がするしなぁ」
ちろりと紙袋の中を覗き見る。
鮮やかな青い色が目に飛び込んできた。
実は、これはサイズ合わせのための衣装である。
2サイズしかないが、どちらも数に限りがあるので持ち回りで合わせることになっているのだ。
どちらも一度着てみて、ある程度どちらも着れる者はサイズが合わない人間に先に譲ることになっている。
そう、今晩のうちにこの2着を必ず着用せねばならないのだ。
「でももたもたしてたら着れないままになっちゃうし…もお、どーしよ…」
挙動不審気味に部屋をうろうろして、ドアに耳をつけてみたりする。
誰も…上がって来ないよね?
来ないよ、ね?
意を決してはブラウスを脱ぐ。
ぱっと着てぱっとしまってしまえばいい。
手早く身に着けている物を脱ぎ散らかすと紙袋に手を突っ込んだ。
鮮やかな青いタータンチェックのプリーツスカート。
穿いてみたら短さに眩暈がする思いだった。
そして紺色のセーラー襟のトップスに真っ赤なスカーフを巻く。
鏡の前でそれを着てみると学生のようだ。
衣装コンセプトがセーラー服だから当たり前と言えば当たり前なのであるが。
「セーラー服…無理があるでしょうよ…。これにニーハイ履くんだよ?恥ずかしすぎる…」
スカートの裾を押さえ鏡の中のは居心地悪そうに足をもじもじさせた。
「で、何故かベレー帽…っと。…いやー、これ無理よね。アキちゃんならともかくね」
なんとなく幼くなったように見える鏡の中の自分に苦笑いを送った。
しかしまあサイズ自体は問題なく普通に着れる。
「こっちはとりあえず大丈夫…」
次を手にしたの顔色が変わる。
階段をあがる音が聞こえた気がした。
は息を詰めてドアの前に移動する。
程なくして足音も聞こえた。
慌てて体重をドアにかけて、いきなり開けられないようにする。
「…
遊星の声。
やっぱり…とは冷や汗をかく。
普段は部屋まで来ることなんてないのに。
何で今日に限って。
「なぁに?遊星」
「…何か、隠しているだろう?俺にも言えないことがあるのか」
「!」
何故ばれた。
は先程の自分の行動を思い出す。
絶対に不審な点は無かったはず。
普段どおり…にしたつもりだったのに。
「気のせいよ」
「…」
「…」
「…」
「…遊星…?」
返事をしない遊星を不審に思い声を掛ける。
すると。
「嘘だな」
確信したかのような遊星の声。
、何故ドアを開けてくれないんだ?」
「それは着替えてるから…」
「普段なら着替えていてもドアを少しだけ開けてくれるじゃないか」
「…そうだっけ」
は無意識にやっているからか全然覚えていなかった。
「それに、今日みたいにクロウが夕飯を作った日は必ず先に夕飯を食べて片づけをしてからは二階へあがる」
「……そうだっけ」
とぼけてみせたが、実はこれは自覚がある。
いつもは早く食器を片してしまうために真っ先に夕飯を食べる。
大概お腹もぺこぺこだし。
そうか、それで遊星はずっと見ていたんだ、とは理解した。
早く着替えたいあまりに普段と違う行動をとっていたのはそこだったのか。
合点がいったところで、遊星の声がかかる。
、俺がドアを壊す前に開けてくれると助かるんだが」
「!」
壊すって。
壊すってアナタ。
以前クロウがに『遊星はお前のこととなると見境がなくなる』と言ったのを思い出した。
壊すってどうするつもりなんだろう。
あまり騒いで他のメンバーが様子を見に来てしまったら?
は最悪の想像をしてぞっとした。
「わ、分かったわよぅ!開ければいいんでしょ開ければ!!」
あああああ。
よりにもよって一番見られたくない相手にこんな恥ずかしい姿を晒すことになろうとは。
体重をかけていたドアから少し離れて、はほんの少しだけドアを開ける。
何となくデジャヴを感じるので、やはり遊星が言っていた通り自分はいつもこうやっているのだろう…とは思った。
無意識すぎて全く気付いていなかったけど。
そして、無表情で入ってきた遊星をはへたり込みながら迎えたのである。





「うぅぅ…見ないでぇ…」
遊星が最初に見たのは、普段からは想像出来ないような格好で座り込むの姿だった。
学生のようなセーラー襟の服。
短いスカートからは白いあんよがすらりと伸びる。
そして、ベレー帽が幼さを増しているように見えた。
「…」
何だろう、複雑な気分が交錯して言葉が出ない。
「無言だし!!!コメントも何も出ないくらい変ってこと!?だから開けたくなかったのにぃぃぃ…」
「いや、その…想像と違いすぎて驚いただけだ」
遊星が言いよどむ姿はレアだがはそれどころではない。
「年甲斐も無くって思ったでしょ!?もう…ホントやだ。絶対遊星にだけは見せたくなかったー…」
思わず目の前が滲んでくる。
みっともないと思いつつも涙が零れそうだ。
「何故俺に見せたくないんだ?」
「変だもん恥ずかしいもん!好きな人には変な姿見せたくないっていう女心分かんないの?」
嗚呼、しまった。
最後の一言は八つ当たりみたいなものなのに止められなかった。
口にしてから後悔しても遅すぎるのは分かってるのに。
「それを言うなら
静かに声を掛けられてはびくっとした。
怒ってる?呆れてる?
いつも通りの無表情から遊星の感情は読み取れない。
は男心が分かっていない。好きな女の可愛い姿は男なら誰だって見たいと思っている」
「や、可愛くないし…」
がどう思うかはともかく、俺はその服のが変とは思わない。寧ろ凄く似合っていて可愛いと思う」
「…っ!」
遊星がの目線に自らのそれを合わせるように座り込んだ。
八つ当たりを受けた自覚は遊星には無いのかもしれない。
雰囲気は穏やかである。
はいつも新鮮な物事を俺にくれる。何が起こるか分からなくて、俺はいつも楽しい」
「遊星…」
「今日の普段とは違うも凄く好きだ」
「…」
遊星の言葉にの頬がみるみる赤く染まる。
不思議なもので、遊星に言われると本当に似合っているような気にすらなるのだ。
でもやっぱり…。
「そう言ってくれるのは凄く嬉しいんだけど、死ぬほど恥ずかしいことに変わりありません…」
「…そうか。じゃあ」
「ひゃっ!」
するり、遊星の手が短いスカートから伸びるあんよを撫でた。
それはそれは好色な手つきで。
「もっと恥ずかしいことをすれば気にならなくなるんじゃないか」
「ちょっ!それはダメ!!これ借り物なんだから!!」
「正直なところ、が本当に可愛くてもう我慢できないんだ」
「絶対無理!」
慌てて逃げようとする足首を掴まれて足を開かされた。
短すぎるスカートは頼りなく、の何も守ってはくれない。
捲くり上がったスカートを押さえてはみたものの、足までは全く隠れないし。
遊星はの足を掴んだまま自分の方へ引っ張った。
カーペットの上を滑るように遊星の元へ引きずられる。
「やだ!やだったら!!」
足の間に入り込まれて覆いかぶさられるとの自由は極端に制限されてしまった。
じたばたとしても足は空を蹴るだけ。
「何も知らない子供にいけないことをしている気分だ」
セーラー服の所為でそんな気分になるのだろう。
幼く見える子供に悪戯をするような、そんな気分に。
「なら止めようよ」
「要は、汚さなければいいんだろう?」
そう言われてしまっては身も蓋もないが、その通りである。
セーラー服の裾を捲り上げ、下着の上から遊星が胸に触れた。
やわやわと撫でるように揉まれるが、何となくもどかしい。
「遊星…遊んでるでしょ」
「少しくらい良いだろう?」
「…もう」
なされるがままにしようかとは力を抜いて床に体を預けた。
そして、何気なく視線を楽な方に向けると…。
「…っ、」
離れた場所に置いてある、鏡の中のと目が合ってしまった。
半端に服を捲り上げられた自分。
その体を遊星に弄られている自分。
かぁっと体温が跳ね上がる。
鏡の中の遊星は今まさにの下着をずりあげて体を屈めようとしている。
「…あっ!」
遊星が唇をつける前には思わず声をあげてしまった。
それを不審に思った遊星は、と同じ方へ視線を向ける。
「ああ、何だ。鏡か」
鏡越しに遊星を見ていたことを咎めることもなく、ただ少し意地悪く笑って。
「気になるなら、俺がを愛すところを見ていればいい」
「べ、別に気にしてなんか…っ、やぁっ!」
続きを始めた遊星の唇がの胸に埋まる。
「ぅ、ん…っ」
遊星が胸にかぶりつく様子が鏡の中に映される。
乳首をくちゅくちゅ嬲られる感触は本物だ。
そして、その度に声を上げる自分がそこにいる。
だらしなく唇を薄っすらと開いて、荒い息をつく自分と目が合ってしまう。
「あ、ン…っ、やだ…、遊星…」
視線を逸らして遊星の肩を弱々しく押し返した。
本気で抵抗する気でないのは明白であろう。
遊星はを一瞥したが、離れる様子はない。
寧ろ、の顎を掴んで頭を鏡の方へ向けさせた。
「嫌っ、何、するの…っ」
「見てみたらいい。こんなには可愛い」
「うそ、いや、放して…!」
自由を奪われ無理矢理に鏡を見せられ。
嗚呼なのに何故。
まなじりに欲情を湛えた女がそこにいる。
好きな男の無体に涎を垂らす、そんな女がこちらを見ている。
「感じて、いるだろ?」
鏡越しに囁きながらべろりと遊星が耳を舐め上げた。
「あぁっ…、ダメ、違うのぉ…」
しかし切なそうに悦ぶの体はぞくぞくとした快感の波を感じている。
時折足の間の遊星の腰を強く挟み込んだりして、強請るように。
勿論そんなを遊星も知っている。
「…凄く欲しそうだ」
体を屈めたままスカートの裾から伸びた太股を撫で回し、顎を掴んでいた手を放すと胸も愛撫する。
鏡の中では体で押さえ込まれたが遊星に弄られる様に見える。
しかし遊星は決してに体重をかけてはいない。
逃げようと思えばいつだって。
「あっ、遊星…やぁ、ン…っ」
くすぐったさすら覚える淡い愛撫には身を捩った。
胸を柔く揉む手も、足を撫でるだけの手も焦れってくて仕方がない。
はそうっと胸の上の遊星の手に自らのそれを重ねた。
「…優しく触るだけじゃ…嫌」
「じゃあ、どうして欲しいんだ?」
「口で…いつもみたいに、口で…して」
のはしたない希望に遊星は意地悪く笑った。
請われるままに唇を押し付ける。
「んんっ、あ…っ、ゆうせい…っ」
甘い悲鳴のような声で名を呼ばれるとぞくぞくする。
衝動に流されるように遊星はの膨らんだ乳首を柔く食んだ。
少し優しくすると焦れったくなったは素直に強請ってくる。
そんなが可愛くて堪らない。
一緒に気持ち良いことをしているうちに気付いたことだ。
躾けたつもりは一切無い。
でも、本当はもっと教え込みたい。
彼女の世界には自分しかいなくなるくらい。
「さあ、次はどうして欲しいんだ?」
「ああ…嫌、言わせないで…」
頬を赤く染め遊星の愛撫に素直に声をあげていた
戦慄くの中はもう遊星が欲しくて堪らない。
ぴくぴくと震える爪先が既に絶頂の予感すら感じさせていた。
「このままイくか?」
太股を撫で回していた手がするりとスカートの中に入り込んできた。
ふっくらとした丘を指で辿る。
「そんな…意地悪…っ!」
遊星の指先が下着越しにの溝を撫でた。
そこはしっとりと湿っていて、どんな様相になっているのかなど見なくても明らかである。
その指が下着の中に入ってきたなら容易くイかされてしまうだろう。
は一瞬の逡巡の後に、震える唇を開いた。
「欲し、い…の…、入れて欲しいの…遊星を…」
ああ、言ってしまった。
恥ずかしさに手で顔を覆うと、遊星が右手を引き剥がして顔を近づけてくる。
に求められて、俺は凄く嬉しい」
嬉しそうな表情で唇を重ねられた。
ちゅちゅ、と啄ばむように食み、唇を舐める。
「ん、っ…」
散々遊んだ後はにゅるりと舌を潜り込ませて来る。
じんわりと口の中に広がる遊星の味。
それを堪能していたら、遊星の手がゆっくりとの下着を下ろし始めた。
慣れた手つきで引き抜かれた後、ベルトを緩める音が聞こえた。
嗚呼、早く。
疼く体が遊星に餓えている。
ややの後に唇を離した遊星が小さく囁いた。
「これが、欲しかったんだよな」
「っ、あっ!!」
言うなり遊星の先端がの中に埋まる。
ぐぶぐぶと乱暴なくらいの勢いで遊星がの内壁をこじ開けるように侵入してきた。
「はっ、あっ…!」
衝撃にすら感じるほどの震えがの腰を駆け抜ける。
一瞬、呼吸が止まったような気さえした。
「っぅ、はぁっ…はぁぁっ…激しいよぉ…っ」
びくびくと中を戦慄かせながらは涙声で訴えた。
感じすぎて滲んでくる涙が止められない。
「だが、凄く…感じているだろう?はぁっ、中が、俺を締め付けてくる…」
この瞬間は遊星こそ感じまくっている声を出すじゃないかとは思う。
でもきっとそれを口にしたらもう聞かせてくれないだろうから口にはしない。
興奮した遊星の声は、それだけでイけるのではないかと思うくらい色っぽくて。
実は密かに楽しみにしているから。
「っん、ああっ、遊星…っ」
腰を使い出した遊星に翻弄されるように声が零れ出た。
押し込まれる度に床に押し付けられた背中が痛かったけど、中断するなんて以ての外だった。
「はぁっ、あぁ、ンっ…、イイ…っ!!」
押し込まれる度に敏感な内壁を擦り上げられ背中がしなる程気持ちが良い。
…、く、っ…」
何かを噛み殺すような遊星の表情。
同じく終わりが近いのだろう。
動きが速さを増していく。
「はぁっ、あぁ…!遊星、っ…イイっ、あっ、気持ち、イイ、の…!!」
ぐじゅぐじゅと溢れ出した愛液が内股を伝うのが分かった。
服…!
一瞬、現実に引き戻されそうになる意識。
しかしは頭を振ってそれを意識の外へ追い出した。
今は遊星が一番の瞬間じゃないか。
彼に愛されているこの瞬間を全力で堪能するのだ。
何だかんだ言って、遊星より優先されることなどには無いのである。
「ゆうっ、せ…、遊星っ…!はぁっ、んっ、あっあぁっ」
腕を遊星の首にきつく回してすがりつく。
「はぁっ…、遊星、あ、愛しっ、愛してるっ、あぁっ…、もうだめ、イっちゃう!」
「うっ、…、はぁっ、俺も…愛している…っ」
どくり、と下腹の辺りが波打った。
「ーーっ!」
声にならない声を上げて、が体をがくがくと震わせた。
中に生温い脈動を感じる。
遊星もイったようだ。
混濁しそうになる意識を辛うじて保ちながらは重い体を起こす。
そして、手早くスカートを脱いだ。
「良かった…汚してない…」
結局着衣のまま済ませてしまった。
現実に戻ってきた今、正直血の気が引く思いである。
「もー、ホント遊星強引…」
が隠し事をしなければこんなことにはならなかったんだ」
「はぁ…結果的にばれるって分かってたら悪あがきなんかしなかったけどね。あー…改めて恥ずかしい」
身なりをただしながら息をつく。
「お腹空いたー…」
「そういえば今日はまだ食べていないんだったな」
「そう。でも先にお風呂入りましょう」
放っておけば中で出された遊星のが溢れてきてしまう。
これに懲りて遊星には隠し事は控えよう…とは心に誓うのだった。







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作中で遊星が『何が起こるか分からなくて楽しい』といいましたが
これがタイトルの由来です。
イメージ的には

『君って人は本当に目が離せなくて可愛いね!』

という雰囲気でつけたタイトルでしたが…。
やっとそれらしい会話が出せました。
これでOh! My HONEYシリーズいつでも終わらせられます。
このシリーズに思い残すことはない…。