秘密のカンケイ 2


その夜、から連絡があった。

『今日はごめんね。時間を作ったから3日後の×日、お昼頃に家まで来て欲しい。よろしくね』

いつもどおりの業務連絡のようなメールである。
3日後か…。
時間を指定しないのは恐らくクロウの仕事を気遣ってくれているのだと思われた。
ああ、お預けになったあの体を早く堪能したい。
夕食のラインナップに顔を顰めていたジャックを思い出す。
恨みがましい目で見られたが気にしなかった。
無自覚に邪魔しやがって。
遊星の彼女も夕食を作ることはあるが、彼女は今夜も残業だ。
いつも通り遊星がそわそわ待っていたのを思い出す。
と一緒に住んだら自分もそうなるのだろうか。
それともがそわそわと自分を待っていてくれるのだろうか。
あのがそんな風になるところはあまり想像出来ない。
もう一度メールを見た。
文面からではがどんな気持ちでこのメールを打ったのかは分からない。
少しは寂しいと思ってくれたろうか。
どうも幼馴染すぎてお互いにそういう気持ちがあまり沸かない節がある。
「なんかなー、俺ばっか好きみたいなんだよなー…」
女々しい独り言だと思ったが、を見ていると時々そんな気分になる。
遊星を真似たメッシュはずーっと変わらないし、何だかんだでジャックの言うことには絶対服従の
今日だって…いや、今日のはクロウ庇ったのだ。
それは理解できるけど。
「あー…クッソ、俺らしくねぇよなー…」
こんなことずるずる引っ張るなんて。
でもそれくらいが好きなのだ。
恋愛沙汰に興味の薄いクロウだが、幼い頃からずっとだけは特別だった。
ジャックにも遊星にも、絶対に絶対に渡したくない。
可愛くて大好きでそれこそいつだって傍においておきたい。
もういっそ打ち明けてしまうか?
いや、まだだ。
打ち明けてジャックがショックを受けるなどとは思っていないが、WRGPがチーム戦である以上、波風は少ないに限る。
…そこまで考えてクロウは苦笑した。
「WRGPと、どっちが大事なんだか」
その二つのカテゴリを比べること自体が不毛であり無意味である。
もそれを理解しており、比較の対象にならないような二つをあげつらい、選択を迫るようなことはなかった。
そういう賢いところも好きだった。
考えれば考える程、に会いたい。
3日後までなんて待てない。
「…」
クロウは静かに部屋のドアを開けた。
暗い廊下の向こう、まだ誰かは起きているようだ、明かりが点いている。
そろりと階段の下を伺うと、遊星が彼女と食卓で何か話しているようだ。
今晩も遅くまで働いていた彼女は、遊星を隣に置いて遅い夕食を一人で摂っているらしい。
理由をつけて、自然に下に降りたい。
…何かなかっただろうか。
「あ、そーだ。忘れてた」
から頼まれた鍵のこと。
まだ遊星に言っていなかった。
クロウはもう足音を潜ませることなく階段を降りる。
「あら、クロウ。起きてたのね、どうしたの?」
先にクロウに声をかけたのは遊星の彼女だった。
「遊星に頼み事思い出してさ」
「俺に?」
の部屋の鍵が壊れちまったんだと。遊星に直せねぇか聞いてくれって言われたんだよ」
「…見てみないと分からないな。明日見に行くと伝えてくれ」
「ま、そりゃそうか。無理そうなら業者頼むからとりあえず結果教えてくれよ」
遊星が頷いたのを確認してクロウはガレージの方へと階段を降りる。
「クロウ、何処かへ行くの?」
「寝れねーからちょっと走ってくる。お休み」
言いながら振り返ることなく降りていき、ブラックバードに乗った。
勿論ちょっと走ってくる、と言うのは嘘である。
に会いに行くつもりだ。
流石にジャックも今はここにいるし、問題は無いだろう。
当然ながらホイール・オブ・フォーチュンもちゃんとあることを確認し、クロウはガレージを後にした。
ひやりとした夜風が肌に触れる。
そろそろ晩夏だった。
長くなる夜をはこれからも独りで過ごすのだろう。
クロウが決断しない限りは。
は何も言わない。
ジャックに打ち明けて欲しいとも、黙っていて欲しいとも。
夜風が孤独を加速させていく。
この冷えた向かい風が幼い頃の記憶を巻き戻すかのようだった。
「…寒ィ」
ぼそりと呟く。
のアパートが見えてきた。




「ちょっと、まだ一日も経ってないじゃない」
突然の訪問者に憮然としながらも、はクロウを迎え入れた。
「仕方ねぇだろ。めちゃくちゃ会いたくなったんだよ」
ばつが悪そうに視線を逸らしながらも、いつもより素直なクロウには目を瞬かせる。
「…どうかしたの?珍しく素直に言われると怒る気もなくなっちゃうわね」
「…後で話す。今は…」
クロウはを抱き寄せた。
冷えた体には暖かくて柔らかい。
彼女の頬に自らの頬を押し当てて。
「抱かせてくれよ」
耳元のクロウの声は普段からは想像出来ないくらい弱くて、は思わずクロウを抱き締め返した。
触れるクロウの腕はひんやりと冷たい。
「勿論良いけど…ねぇ、クロウ、どうしたの…?いつものクロウらしくないわ」
「…」
の言葉には答えず、クロウは彼女を抱き上げた。
二部屋しかない狭い部屋。
迷わず寝室の方にを連れ込む。
ベッドにを下ろして、そのままゆったりと唇を重ねた。
「っ、んふ…」
ちゅ、ちゅ…と軽く啄むように触れては離れる。
はそんなクロウの首に腕を回した。
もっと、深いキスが欲しい。
昼間与えられなかったキスの続き。
「っ…クロ、ウ…」
強請るように名を呼べば、柔らかな舌が滑り込んできた。
優しく口内を撫でるそれをそっと吸い上げて混じった唾液を飲み込む。
「ん、は…、ねぇ、クロウもしかして、昼間のこと気にしてる?」
気にしてるも何もあれはどちらかと言えばが悪いのだが。
「…いや、気にしてるっつうか…」
「あ、あたしちょっと分かったかも。兄さんに打ち明けようとしてるんでしょ?」
「え…っ、お前、何で…」
驚いた表情を見せるクロウに、は苦笑いを見せた。
「だって、クロウが悩むとしたらそれくらいしか考えられないもん。でも、打ち明けるのはダメだよ」
「ええっ!?」
更に驚いた。
今まではその問題に関してイエスともノーとも言及せずにいたが、それはあまり興味がないからだと思っていたのだ。
打ち明けようが打ち明けまいが関係ないと思っているのだとクロウは考えていた。
しかしここに来ての拒絶。
「クロウ、WRGPが終わるまで打ち明けるつもりないって言ってたじゃない。だからあたしも何も言わなかったけど…。」
言葉を探すようには宙に視線を泳がせる。
一呼吸置いて、は口を開いた。
「今のこの瞬間って、今しかないでしょ?皆と共同生活してさ、賑やかに暮らすって、もしかしたらWRGPの間だけかもしれないじゃない?いつか皆離れ離れになる日が…来るかもしれない。だからさ、クロウは今を大事にしてよ。あたしはさ、その次で…いいんだよ」
いじらしい言葉にクロウは絶句する。
まさか何も言わないがこんなことを考えていたなんて。
どちらかというと煩わしいから関わりたくないんだろうな、くらいに考えていたが。
「何か、お前色々考えてくれてたんだなぁ…全然気付かなかったぜ…」
そう考えれば、ちょっとは想ってくれているかなぁなんて感じて嬉しくなるから、男は単純である。
「まあ、隠してたし…クロウはあたしの大事な彼氏だしね。それに、いつかあたしがクロウ独占出来るんでしょ?」
照れたように首を傾げて頬を染める
それがあまりにも可愛すぎて。
「…」
「何…?鴉が豆鉄砲食らった顔してるわよ」
「それを言うなら鳩だろ…。って言うか…俺、お前に愛されてたんだなって実感してすげぇ驚いた」
遊星に憧れまくって似せたメッシュを入れてみたり、ジャックを兄と呼んでみたり。
今一つクロウへの愛情表情が薄いが、それはもう彼女の中で自然すぎて当たり前のことになっているのかもしれない。
「別に驚かなくても…」
「や、なんか俺ばっか好きみたいで…」
言いながら視線を逸らすクロウ。
それが妙に可愛らしくて、はにんまりと笑いながらクロウの腕をつついた。
「ふふっ、ねぇ、クロウ。昼間の続き…しよ?」
上目遣いで誘う
一瞬それに見惚れたクロウだったが、言葉の意味を理解すると、ニヤっと笑った。
そして改めてを抱き寄せる
ゆっくりと重なる唇。
「ん…」
愛されている実感がじんわりと気分を満たし、クロウはを強く抱き締めた。



薄暗い廊下に光が漏れていた。
水の音に混じって、漏れ聞こえる睦言がそこに小さく反響している。
「っは…、もう…、それ洗う手付きじゃない、…!」
びくびくと体を震わせながらは体を庇うように丸める。
しかし後ろから体を弄るクロウがそれを許さない。
ぬるんと滑り込んだ手がのふくよかな胸を掬い上げて緩やかに揉みしだいた。
「柔らけぇなあ。でもこっちは…」
「はぁん…っ!」
きゅう、とクロウの指がの膨らんだ乳首を摘む。
くにゅくにゅと指先で捏ね回されて甘い痺れが腰を緩やかに走った。
「あっ、ん…もぅ、はぁ、あぁ…っ」
「あーすっげ可愛い。ヤりてー…」
後ろから抱き締められ、項にキスをしながら熱っぽく言われた。
腰にクロウの昴ぶりを感じる。
の体を弄りながらクロウも興奮しているのだと思うと体温が上がる気がした。
「あん、まだだよ。あたしがクロウ洗ってからね。交代しようよ」
はい、と位置を入れ替えて、がクロウの後ろに回る。
そしてクロウの脇から腕を差し入れて、絡みつくように抱き付いた。
先程クロウにつけられた泡を移すように胸を背中に押し付ける。
柔らかな感触に体を強張らせていると、が悪戯っぽく笑うのが聞こえた。
楽しそうに声をかけてくる。
「ふふっ、何処から洗う?やっぱココ?」
ボディソープを取った手で、クロウの屹立を緩やかに握り込んだ。
「うっ…」
ぬめるの手が膨らんだソレをゆるゆると上下する。
そして、指先で先端を洗うようになぞり、くびれた部分を念入りに指が撫でた。
空いた手は胸板と下腹の辺りをゆっくりと往復し、時折先程クロウがにやったように、もクロウの乳首に指先を触れさせたりしている。
「嗚呼すごい…、クロウってばこんなにおっきくして…」
はうっとりとクロウの耳元で囁き、その耳に舌を這わせた。
唇が耳を食む感触にぞわりとした興奮を覚える。
「っ、は…なぁ、そろそろ…」
与えられる快感が強くなってきたクロウは、を振り返り懇願の表情を見せた。
「そうね、ベッド…行こっか」
言いながらはシャワーの蛇口を捻る。ざぁ、と温い湯が二人の上から降ってきた。
クロウの体の泡を流しながら、は後ろから優しく頬に唇を寄せる。
その感触に気付いたクロウが少し体を捩って、唇を重ねた。
「ん…ふ、…」
深くなるキスが二人の体温を冷めさせることを許さない。
角度を変えては貪り合い、離れては追いすがった。
溢れた唾液が顎を伝う感触がする。
離れる時には二人の唇を銀の糸が繋いでいた。
「はあっ…クロウ…」
「ん?」
シャワーの雨に濡れたが熱っぽくクロウを見つめる。
「やっぱり待てないから今ここで抱いてって言ったらどうする?」
女から誘うことに多少の羞恥心を感じるようで、顔を赤らめてはいるがはっきりとクロウに請うた。
可愛いお強請りを断る理由もない。
「どうもこうも。おかげ様でいつでも臨戦態勢だぜ?」
先程までが触れていた体は熱を失うことをせず、その状態を保ち続けている。
「…壁に手ぇついて後ろ向けよ」
「うん…」
狭い浴室内で普段通りの態勢で事を行うことは不可能だ。
言われた通りに、は壁を向き首だけでクロウを振り返る。
シャワーの蛇口を閉めたクロウが濡れた髪を掻き上げた。
逆立つ髪が、今は濡れて重力に逆らうことをしていないから、本人には鬱陶しそうにも見える。
しかし普段と雰囲気が全く違うクロウにはどきどきした。
「…入れるぜ。力、抜けよ」
後ろから腰を抱いて体を押し付けるクロウ。
散々遊んだ体は早くそれが欲しくて涙を湛えている。
そこに熱いものがぐぶ、と埋まり込んだ。
「っはあぁぁ…」
狭い内壁を押し広げながら欲しかったものが与えられる快感には熱い溜め息を吐いた。
これだけで足が震えてしまいそうなくらい気持ちが良い。
「…っ」
絡みつくような感触にクロウも息を飲んだ。
昼間からずっとお預けになっていた瞬間が今ここにある。
「んんっ、あっ、はぁぁ…」
ギリギリまで腰を押し付けての最奥まで達すると、中がきつくクロウを締め付けた。
「あはぁぁ、すっごいイイ…っ」
埋まり込んだその感覚にぞくぞくと快感が走る。
「っあぁ、俺もすげーイイ…」
呟くクロウの声がいやらしく掠れていて、の下腹がきゅう、と疼いた。
性の本能が垣間見えるこの瞬間が好きだ。
クロウに男を感じてはしたなく濡れる。
「いく、ぜ」
ぐい、とクロウがの腰を掴んだ。
「っ!」
始められた律動には一瞬呼吸を止める。
「っあ!あ!はぁっ、あぁっ!」
突き上げられる度に背がしなるほど気持ち良い。
再会してからは若い衝動に駆られるままに、数え切れないくらい体を重ねた。
クロウ以外に許したことのないの体はクロウが思うままに感じて悲鳴をあげる。
「あぁっ、イイ、ぜ…っ、お前ン中…、めちゃくちゃ、イイ…っ」
腰を押し付ければぐじゅぐじゅと溢れる愛液がクロウの足すら濡らした。
しかしそれを気にすることなく腰を打ち付ける。
「はあっ、あぁぁ…クロウ…っ、はぁん…!」
の腰がびくびくと震え、蠢く内壁が強く終わりを想像させた。
クロウの髪から流れ落ちた雫が背中を冷やりと伝う。
ぞく、と快感が走った。
「クロウ…、あたし、もっ、イっちゃう…!」
がくがく足を震わせて、壁に縋る
崩れそうな体をクロウに抱えられながら受け入れ続けてきたが、そろそろ限界が見える。
突き上げられる度に腰を駆け上がる快感の波が抑えきれない。
「あ!ああっ!だめ、イく、イくっ…!」
速度を上げたクロウがを深く貫いた瞬間、波打つように跳ねたの体。
一瞬の硬直。
そしてびくびくと痙攣する内壁がクロウを締め付け収縮する。
「っ、は…出る…っ」
込み上げる感覚に、クロウはの中から自らの楔を引き抜くと愛液に塗れたそれをきつく扱いた。
「く…っ、…」
熱い溜め息を吐き、の腰の辺りに射精する。
「…っ、ン……」
熱い体液を感じては身じろいだ。
そういえば、気軽にこんな場所で行為に及んでしまった。
避妊具も用意せずに誘うなんて。
口では殊勝なことを言っておきながら、結局クロウが大好きで構って欲しいんじゃないか。
は小さく苦笑した。


「好き。大好き」
「…俺もだけどよ、お前急にどうしたんだよ」
結局、明日は学校だろと言われてクロウはベッドの中では手を出そうとはしなかった。
余程ジャックにばれたのが引っかかっているようだ。
おかげで朝もきちんと起きて、今に至る。
学校まで送るとクロウは申し出てくれたが、仕事があるのを知っているので丁重に断った。
「何か、すっごいクロウが好きって自覚したの。昨日連絡した通り、明後日も来てね」
「あ、ああ…」
言われなくてもそのつもりだった。
に見送られて部屋を出る。
「じゃーな」
「ん、またね」
がそっとクロウに見送りのキスをする。
あ、外だ、と思ったがクロウはそれを受け入れた。
軽く触れるだけのそれがゆっくり離れて、照れたように笑う
「気をつけて帰って」
「おう、じゃあ……、っ!?」
「…え?…あっ」
体を反転させたクロウがぎくりと体を硬直させ、続いても目を見開いて口元を押さえる。
そこには遊星が立っていた。
忘れてた。
の鍵の件を依頼したのだった。
だけどこんなにも早く来ようとは思いもよらず。
無言で近付いてくる遊星。
クロウは硬直したままだ。
恐らく彼の人生の中で一番色々な言い訳を考えた瞬間であっただろう。
しかし、当然ながらどれ一つ「キスをした」との関係性を明確に否定出来るものなどなかった。
すれ違いざま、遊星は小さく笑う。
「…ジャックには黙っていてやる」
「…っ!」
弾かれたように遊星を見た。
「後、どうしても個人的に欲しいパーツがあるんだ。構わないよな?」
「っっっ!!…分かったよ!勝手にしろ!!」
捨てセリフを吐いてクロウは走り去る。
振り返ることもしない。
そんなクロウの背中を呆気に取られながら見送った
代わりに現れた遊星に向き直る。
「ゆ、遊星…もしかして、あの、鍵見に来てくれたの…?」
「ああ。聞いていないのか?」
「全然…」
しまった、遊星が来るならもっときちんとした格好すれば良かった…。
髪も服も適当どころではない。
憧れの男性に殆ど寝起きの姿を見られるなんて恥ずかしすぎて死ねる。
「…
「は、はい」
「クロウといるお前がとても幸せそうで安心した」
「え…っ」
「再会した直後のは、別人かと思う程変わっていたからな。だが、今は昔のように戻っている」
「…」
確かに、兄ジャックとのシティでの生活はあまり良いものではなかった。
経済的な方向での不自由はなかったけれど、サテライトでの貧しい生活の方が暖かかった。
住む場所は変わったけれど、今の生活は当時のサテライトでの生活に似ている。
は言葉を探して浅く息を吸った。

「心配、してくれて…ありがとう」

少しずつ上擦る声。
体も震えているのかもしれない。

「今は、凄く」

遊星がを見る。
優しい表情で。

「幸せよ」

そんな遊星に、はにっこりと笑顔を見せた。
多分きっと、この遊星の優しさが家族の温もりなのだ。
シティには無かった、何かなのだろうと思う。
それを一番与えてくれるのがクロウなのだとはっきり感じとれる。
でもごめん。
今は憧れの遊星と二人きりを楽しませてね。
は心の中で謝りながら、遊星を部屋に通すのだった。




結局、はいつまでもジャックや遊星の妹なのだ。

クロウの前途は多難である。





========================

ここまで読んでくださってありがとうございます。