勝手知ったる他人の家。
今日も今日とて訪問者が絶えない。
「面白いことに巻き込まれているそうだな」
「…プラシド…いきなり意味不明だし、面白くねーし…ってか、今何時だよ…」
「4時だ」
「ジジィか、お前は。早起きってレベルじゃねぇぞ…」
眠そうに目を擦るは目の前に立つプラシドをぼんやりと見た。
頭が覚醒しない。
黙っているとずるずると微睡みの中に引きずり込まれそうだ。
しかしそんなを気にも留めず、プラシドは無遠慮にの被っている布団を捲り上げる。
「…なに、すんだよ…」
眠いので抗議の声を上げるだけのだが、プラシドの次の行動で嫌でも覚醒させられることになる。
布団を捲り上げたプラシドが次に取った行動はの寝間着を捲り上げることだった。
「ぎゃっ!おま、いきなり何すんだ馬鹿!!」
慌てて引き上げられた寝間着を押さえるが、裸の胸はばっちりと見られた。
「本当に女になったか確認しただけだろうが。がたがた騒ぐな」
「しれっと痴漢行為働いといて何偉そうなこと言ってんだ!」
「見られたくないなら下に何か着ておけ」
「…」
だってブラジャー苦しいんだもん…。
寝る時くらい自由にさせろよ…。
ってかこんな早朝に寝間着捲くられるなんて誰が予想するんだよ。
「で?何しに来たんだよ…」
「迎えに来た」
「…まー俺の家にくるやつは大抵そーだ…」
眠っているを起こした者が勝ちなのだ。
普段は毎朝毎朝誰かが迎えに来るわけではなかったが、女になってからというもの結構ひっきりなしなのである。
主に遊星とかが。
「貴様は最近留守が多かったから、寝る前に迎えに来てやったのだ。感謝するがいい。泣きそうなら特別に胸も貸してやろう」
「……あのさー、突っ込みどころ多すぎてどっから突っ込んでいいかわかんねぇよ」
こいつも遊星並みに頭あったかいんだった…とは残念な気分になる。
「まずさー、寝る前に迎えに来たって…お前いつもこんなに夜遅ェの?何やってんの?」
いや、しかし良く考えればプラシドを朝に見かけることは殆ど無い。
イリアステルとしての活動をしているのかもしれない。
大概ブルーノや遊星に邪魔をされているようだが。
「セーブポイントを探しているとこれくらいの時間になることが多い」
イ リ ア ス テ ル 関 係 な か っ た 。
「お前ゲームやってこんなに夜遅ェの!?ってかRPGならワールドマップ出ろ!」
アーククレイドルの中で何をやっているかと思えば。
確かにあのだだっぴろいだけの真っ白な空間は退屈そうではあるが。
「次にさー、寝る前に迎えに来て俺どうすればいいんだよ。お前これから寝るんだろ?」
「俺の代わりにそこら辺を徘徊していろ。敵が出たら倒すだけの子供でも出来る仕事を与えてやる。こまめにセーブはしろよ」
「レベル上げなんかで俺こんな時間に起こされちゃってんの!?お前もういいから帰れよ」
話しをしているだけでどっと疲れた。
はふあ、と欠伸をしてもう一度布団に潜り込もうとした。
が、その前にプラシドによって頭を抱え込むように抱き締められる。
「んぐ、っ…な、何だよいきなり!」
「俺に使われることに感動したならそう言えばいい。好きなだけ泣け」
「泣いてねェェエエ!!!欠伸だ、欠伸!!それで涙が出ただけだっ!!胸なんか貸していらねぇ!!!」
つーかそんな乙女チックな行動何処で覚えてきたんだよ…。
ぶつぶつと言いながらプラシドを思い切り押し退けて、は布団を被った。
間髪いれず、またしてもその布団をプラシドはひっぺがす。
「もおぉぉぉお!!!帰るか寝るか選べ!」
「…寝る?」
プラシドがぴくりと眉を顰めた。
「お前今から寝るんだろ!?俺の隣貸してやっから、寝るなら大人しく寝ろ。俺の安眠邪魔すんな」
「寝る」
一瞬で答え、もぞもぞとの布団の中に入ってきた。
そしてするりとの腰を抱く。
あまりにもナチュラルな行動に、も突込みを忘れてしまうほど。
「…貴様は、暖かいな」
「誰かさんの所為でスッゲー眠いからな」
「もう少し起きていろ」
「やだよ」
「この俺が命令している」
「知るか」
「…」
お、黙ったか?
はようやく眠ることが出来ると思い目を閉じる。
元々眠たかったはすぐにうとうとと微睡み始めた。
暫らく経った頃。
「んー…」
嗚呼、何だろう。
すごく気持ちがいい。
優しく髪を撫でられる感触がある。
じんわりと安心するような優しい手つきで。
「…も、っと…」
もぞもぞと体勢を変えて隣の体温に縋るように抱きついた。
睡魔に襲われているはそれがプラシドであることを理解できない。
「…もっと、か」
隣でにんまりと笑うプラシドに気付くわけも無く、柔らかな体を押し付けて夢見心地である。
プラシドはに請われたとおりに髪を撫でた。
気持ち良さそうに溜め息を吐き、うっすらと微笑む。
しばらくそうしていたが、やがてプラシドは髪を撫でていた手をゆっくりと下ろしていく。
そのままさわ…と軽く背中を撫でた。
はぴくりともしない。
寝間着の裾から手を差し入れ、滑らかな肌を直に撫でてみる。
「っ…」
くすぐったかったのか僅かに身じろぎをするか、目は開かない。
くっくっとプラシドは喉で笑いながら、抱き付いているを引き剥がした。
温もりを失ったせいか、不快そうに眉を寄せただったが起きることはなかった。
「ここまでされて、普通なら起きても良さそうなものだがな…可愛い奴め。俺の傍で安心して眠るなど貴様くらいのものだ」
独り言に自嘲の笑みを湛えながらの寝間着のボタンを外していくプラシド。
白い胸元から、柔らかそうな裸の胸、細い腰が順番に露わになる。
肌蹴た体を改めて抱き寄せ、の首元に顔を埋めた。
ふわりと軽く髪の香りが鼻をくすぐる。
ほんのりとの香りも混じっているようだ。
堪らず柔らかな胸に手を伸ばす。
ふっくらとした弾力を確かめるように揉んでみた。
「ん…、は…」
小さく切なげにが呻く。
甘い色の混じる吐息に吸い寄せられるように、プラシドはの唇を奪った。
重ねるだけなどという生温いキスではない。
荒々しく舌で唇をこじ開けて、無防備なの舌を嬲った。
息苦しいのかは吐息と共にくぐもった声を出し、そして…。
「んっ、…ん!?」
とうとう、ぱちっとの目が見開かれる。
「んはァっ、ちょ、なっ!何してんだ!?」
「キスだ」
「しれっというな馬鹿!!どういうつもりだよっ!」
よくよく見れば随分と涼しくされた胸元にはプラシドの手が重なっているし。
元男としては然程恥ずかしくも無い筈だが、女として見られ慣れていないはかあっと顔を赤らめる。
「何処触ってんだ!」
「胸だな」
「だからしれっと言うなっての!何だよお前!!俺で抜きに来たのかよ!!」
だとしたら非常に不愉快な話である。
というか、元男のベッドに早朝(深夜と言ってもいいかもしれない)わざわざ来た上で、抜いて帰るというのは如何なものだろうか。
イリアステル、そんなに女に困ってるの?
と、は考えてルチアーノとホセを思い出し、ちょっと訂正する。
イリアステルっていうか…困りそうなの、プラシドだけだ…。
「そうやって使われるのが好みならそれ相応にしてやっても良いが…貴様なかなかの性癖だな」
「ちげーよ!何が悲しくて男の慰み者に進んでなるんだよ、元男の俺が!」
「ではこのまま抱かれるが良い。それなりに優しくしてやる」
「だーかーらー…何で俺がプラシドとそーゆーことしなきゃいけねぇのって言ってんの!」
の言葉にプラシドはきょとんとした。
その後、深く溜め息を吐く。
「貴様、ベッドに俺を誘っておいて自覚無しか」
「ハァ?」
「いや、良い。これからじっくりと自覚させてやる」
「話が見えねぇんだけど…うわ!」
がば、とプラシドはをベッドに組み敷いた。
突如覆いかぶさられたは驚いて体を強張らせる。
振り解こうと力を篭めるが、プラシドの力は強く、細くなったの腕ではどうしようもない。
「プ…プラシド…?ちょ、マジ?」
「愚問だな。俺が冗談を言うと思っているなら大概目が腐っているぞ」
ゆっくりと首筋に顔を埋めるプラシドに、は戦慄した。
「や、ヤダ!止めろ…っ」
「嫌がるポーズもなかなか可愛いぞ。今から俺がじっくりと貴様を愛してやる。誰も目に入らなくなるくらいにな」
「…っ!」
「…愛している、」
耳元で付け加えられた一言にはどきっと心臓を跳ねさせた。
あの愛の言葉の真意を問う前に、はベッドの上で喘がされていた。
「はぁっ…やぁ、…プラシド…っ」
ぺちゃぺちゃ音を立てながら、プラシドはの乳首を舌で撫で回している。
敏感に膨らんだそこを弾くようにしゃぶられると堪らない。
「可愛い声も出せるではないか。ほら、もっと啼いてみろ」
言いながらプラシドはの乳首に軽く歯を立てた。
「ひゃぁぁっ!」
が腰をびくびくと跳ねさせる。
感じたことの無い快感にただただ怖くなる。
「プラシドぉ…も、止めろよ…っ、怖ェよ、俺…っ」
じんわりと目元に涙を滲ませて縋るように訴えた。
しかし、怯える小動物のような様はかえってプラシドを煽るだけで逆効果である。
「怖い?気持ち良いの間違いだろう。その証拠に…」
「あっ…!」
きゅうううと摘み上げられた乳首の先が赤く充血している。
「こんなに固くしているではないか」
指先で捏ねられると、また腰が跳ねるくらいの快感に襲われた。
更に、プラシドの口が愛おしそうにそこをかぷりと頬張る。
またしても口内でねろねろと舐め回され、は掠れた喘ぎ声を上げた。
「はぁっ、はぁっ…くぅ…さっきから…なんか…」
居心地悪そうにが膝を擦り合わせるのをプラシドは見逃さない。
「どうした?疼くのか?」
いやらしく太股を撫で回しながらにやりと笑う。
示唆された言葉の意味を理解して、は顔を赤く染めた。
「疼くなら、自分でしてみたらどうだ」
「っ…!したことねぇよ…っ、ばかっ…!」
これは事実だった。
興味が無いでもなかったが、何となく気が引けて女になってから自慰の類はしたことがない。
そしてそれでも全く問題なかった。
こんな風に下腹がきゅうんと苦しくなるようなことはなかったから。
「したことがない?…ほほぅ」
の言葉を受けて、プラシドは何かを思いついたらしく更に酷薄な笑みを浮かべた。
その表情にはびくっと体を縮ませる。
次は一体何をされるのか。
「貴様、その体になってから絶頂を味わった事が無いのか。…成る程なァ…」
「無いけどっ…べ、別に不便なことなんか…っ」
男の体と違って溜まるものもないし。
「ならばこの俺がたっぷりと味わわせてやろう」
「や、やっぱりそーなンの!?いいって!や、ヤダっ、脱がすなよォ…っ!!」
最後に残されたショーツまで剥ぎ取られてしまった。
プラシドに施された愛撫のおかげでじっとりと染みも出来ている。
ちろりと横目でそれを確認したプラシドは、ぎゅうっと閉じているの足を力任せに割った。
「やだ!見るなよ!!」
「何だ、しっかり感じているではないか。こんなにぐちゃぐちゃにして…恥ずかしい奴だ」
「ううううるせー!!元はといえばお前が!」
「ふっ…そうだな。では、責任を持って貴様を導いてやろう」
「…え、アレ?ちょ、ちょっと…」
売り言葉に買い言葉とはこの事を言うのだろうか。
プラシドによってぐいっと足を抱え上げられ、折り畳まれる。
体を「くの字」に折り曲げられたこの状態…プラシドの目の前に秘部を曝け出すこの態勢…。
死ぬほど恥ずかしいではないか。
羞恥に体温を上げるを余所に、蜜の溢れるソコにプラシドは舌を埋め込んだ。
「っ…!」
初めての感触には息を飲む。
探るように蠢く舌が緩やかにの溝を往復した。
正直とてもくすぐったい。
「はぁっ、やめ…っ、はぁ、んっ…」
苦しい態勢で途切れ途切れに呼吸をする。
合間に漏れる喘ぎが、感じているかのようで恥ずかしかった。
しかし、にゅぐ…と埋まった舌がある一点に触れたとき、の体に衝撃が走る。
「ひゃぁっ!!!なっ、あぁっ!!!」
鋭く腰に走った電流のような快感。
息が止まるほどの衝撃を受けたは、浅い呼吸を繰り返した。
「ふあぁっ…い、今の…何…?」
「感じたろう?さあ、この俺がもっと奉仕してやる。貴様は存分に善がり狂うが良い」
「えええっ、そんな、やっ、あ!あ!やぁぁっ!!」
控え目ながらも容赦なく敏感な突起を舌先で転がされたは悲鳴にも似た声を上げた。
目の前が歪む位の快感が背中を駆け抜ける。
「ああぁっ!あ!あ!やだっ…!」
必死で逃れようと体を捩るが、こんな態勢ではまともに抵抗など出来はしなかった。
が拒絶を訴えても、プラシドは手を休めない。
溢れてくる愛液をじゅるじゅると舐め取り、唾液を含んだ舌でねっとりと突起を嬲る。
その瞬間に爪先が痺れるような快感に支配される。
「はぁぁっ、も…やめ…あんっ、はぁんっ…!はぁぁっ、気持ちイイぃ…!!」
腰を断続的に跳ねさせながら、とうとうは快感を口にした。
「ようやく素直になったか。では、褒美にもっと気持ち良くしてやろう」
プラシドは突起を舌で捏ねながらぬかるむの入り口に指を差し入れる。
ぬるつくそこは僅かな抵抗を見せながらもつるりとプラシドの指を飲み込んだ。
「なっ、何…、うあっ!」
ぐちゅりと中で蠢く指先が、くっと折り曲げられ内壁を撫でるように刺激した。
瞬間、の腰がびくんと跳ねる。
体の奥から何かが溢れてくるような感覚に襲われ、は戦いた。
「やぁっ、なっ、コレ…っ!!イイっ、プラシドっ、だめっ、何か…俺、俺っ…!!」
言葉にならない単語が無意味にの口から溢れかえった。
びくびく震える腰を押さえつけ、プラシドは突起をちゅうううときつく吸い上げる。
「あっあっ!あぁぁぁっ!!!」
体を断続的に跳ねさせて、はプラシドによって絶頂へと導かれた。
頭が真っ白になるような快感、と言えばいいだろうか。
感じたことも無い感覚である。
「はーっはーっ…」
荒い呼吸を繰り返すの体を、プラシドはそっと横たえてやる。
余韻に震えるの爪先が何となくいじらしく見えて、密かに笑んだ。
愛液に濡れた口許を拭いながらを覗き込む。
は恍惚の表情でぼんやりと虚空に視線を泳がせている。
「…っは、俺…イったのか…?」
「そうだ」
「はあぁ…っ、女の体って…こんな風に、なるのか…」
それでもまだ、熱が体の奥に残っているかのようだ。
ぐずぐずとわだかまる疼きのようなものを感じる。
「さて…では、そろそろ俺にも貴様を味わわせて貰おうか」
「…!」
のしかかってくるプラシドの影にの思考は急激に現実に戻された。
セックスの経験はなくとも知識はある。
これから彼が何をするのかは明白で。
そして、元男だった自分から言わせると、ここまで来て「はい終わり」は流石に酷過ぎる。
「…はぁ…クッソ、なんか屈服させられるみたいでちょっとムカつくな…」
「ふん。最後まで素直ではないな、貴様は」
「ハァ?意味判んねーし…、ん、あ…っ」
ぐり、と押し当てられたプラシドの熱いモノが先程の快感をに思い起こさせる。
にゅるんとソレで溝を撫でられた。
「はぁ…っ、あ…っ」
絶頂を知ったばかりの体が甘く熱を持つ。
それを知ってか、プラシドは自身での突起を突付いた。
「ああっ、ばか…っ、エロいことすんなよ!」
「ふ、興奮しているくせに何を言う。そら、また濡れてきているではないか」
くちゅりと湿った音がしては言葉を失った。
ゆるゆると腰を振りながらプラシドは満足気だ。
「っ…ばかやってねぇで…さっさとしろよっ!」
自棄になって叫ぶにプラシドはにんまりとした。
「そんなに俺が欲しいか。…可愛い奴め」
「はぁぁ!?お前マジ何言っ…、うはぁっ…!」
が言葉尻を捕えて噛み付く前に、プラシドが腰を推し進める。
先程の指とは全く違う圧倒的な圧迫感。
幸い思ったほどの痛みは無い。
寧ろ、内壁を押し広げる感覚に快感すら感じた。
「はぁっ…あはぁっ…、うああぁっ!」
ずぅんと奥深くを突き上げられて、はぞくぞくと体を震わせる。
疼きに直接響くようなプラシドの熱。
「はぁっ…流石に、きつい、な…」
吐息混じりに呟くプラシドを見上げると、先程までの余裕は成りを潜めて少し苦しげに眉を顰めた彼がいた。
自分という女の体に感じているのか…。
そう考えると何だかどきどきして体が興奮するような気がするから不思議だった。
「っ、そんなに…締めるな…」
「んン…そう言われ、ても…っ、加減なんか、出来ね…って…」
何と言っても処女である。
ぎゅうぎゅう締め付けてくるの中に堪らなくなったプラシドは、大きく腰を引いた。
太い楔がずるんと引き出される。
「はぁっ…!」
それだけでも結構な衝撃なのに、再び打ち込まれては背中をしならせた。
「あっあっ!ん、はぁっ!ああっ、激し…っ!」
ベッドが悲鳴を上げるほどにスピードを上げてプラシドはを攻め上げる。
「くっ…はぁぁ…っ、イイぞ、っ…はぁっ…」
「やぁっ、はっ!あぁぁっ…っ!」
ぬぷぬぷぐちゅぐちゅ、いやらしい水音を立てながらの中をプラシドが出入りする。
突き立てられる度に快感で戦慄くの内壁がきゅうううっとプラシドを締め上げた。
「あぁぁっ、プラシド、俺、また…っ、イく…っイくイくぅぅぅっ!!!」
ぎりっとがプラシドの背中に爪を立てた。
甘い痛みをプラシドに与えながら、はがくがくと体を痙攣させる。
「はぁぁぁあああっ!!!」
膝でプラシドの腰をきつく挟み込み背中をしならせて腰を震わす。
「っ…!」
びくびく震えながら収縮するの膣の中を2、3度往復してプラシドも熱い迸りを吐き出した。
の中で脈動するそれはびゅくびゅくと断続的に精液を吐き出す。
「はぁっはぁっ…あー…クッソ、男と初体験しちまった…」
中の熱い感覚をぼんやりと感じながら、は呆然と呟いたのだった。
その後、がプラシドを受け入れたのかは分からないが、二人で行動する様が良く目撃されるようになる。
がプラシドに流されるままになっているように見えなくも無かったが。
そこはそれ、本人達がわりかし幸せそうなので放って置かれた。
「照れなくてもいいぞ、。貴様の求愛に応じる用意が俺にはある」
「人目も気にせず外でキスしといて、言いたいことはそれだけか」
「貴様は…いつまで経っても素直ではないな」
「…お互い様だろ、ばか」
白昼堂々これだけいちゃいちゃする様を見せ付けられれば、周りが放って置きたくなるのも無理からぬ事と言えただろう。
終
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うーん…プラシドは難しいです。無謀だったかも。
ここまで読んでくださってありがとうございました。