「、悪ィけど林檎買ってきてくれねぇか」
あたしは唐突にクロウに頼まれてた。
あれっ。
いつの間にあたしガレージのソファに座ってたんだろ。
「?」
「え、ああ、うん。いい…よ…って、クロウ?何その格好…」
振り返った先のクロウはきちっとした燕尾服を着てた。
うーん似合うような似合わないような。
胸元のポケットからチェーンが見える。
懐中時計が入ってるんだろうなって何となく思った。
「格好?何か変か?俺はいつもこの格好だろうが」
「えええ、違うよー。だって執事みたいじゃん!いつもはもっと…」
あれっ。
クロウってそういえばいつもどんな格好をしてたんだっけ。
思い出せないや。
「ほら、訳分かんねぇこと言ってねーで林檎頼むぜ。今日はアップルパイ焼くんだからな」
「う、うん。分かった…」
クロウが差し出したバスケットを受け取ってあたしはガレージの外へ。
「えええ、何コレ…」
ガレージの外は別世界でした…。
薔薇の生垣が迷路のように続いてるよぉぉ…。
普段ならもっとほら…。
もっと、どうなってたんだっけ?
うーん…なんか訳が分からなくなってきちゃった。
仕方なくあたしは薔薇の庭園を進んでいく。
「あら、じゃない。何処へ行くの?」
「あ、アキ…さん…」
あわわアキさんも何て格好してるのー!!
縞模様の猫耳と縞模様のビキニにロングブーツ…。
む、胸が!目のやり場に困ります!!
その水色と紫の縞模様…これってチェシャ猫…だよね。
「ああ、分かったわ。彼のお茶会に呼ばれたんでしょう。そのバスケット、とても良い匂いがするものね。アップルパイね?」
「え、?」
すんすんとバスケットに鼻を近づけるアキさん。
「違うよー。だってあたし、クロウに林檎を買ってきてって頼まれたんだよ?」
「嘘はいけないわ。ほら、見て御覧なさい」
アキさんがバスケットの上のクロスをふわっと持ち上げる。
その瞬間、なんかバスケットがずしって重くなったような気がした。
「えええ、嘘だぁ…」
覗き込んだあたしは情けない声を出しちゃう。
だって中には美味しそうなアップルパイが3切れ入ってるんだもん。
何で何で?
だってクロウはこれからアップルパイ焼くって言ったんだよ??
「お茶会に行くなら早く行った方がいいわよ。そろそろこの辺りをヴァンパイアがうろつきだす時間だから」
「ヴァンパイア?」
「ええ。じゃあね」
怖い発言を残してアキさんはあたしが来た方向へ行っちゃった…。
「…おかしいなぁ…」
あたしはクロウにアップルパイ用の林檎を買ってきて欲しいって頼まれたんじゃなかったっけ。
渡された時はバスケットも空っぽだったはず。
だってアキさんに言われてから急に重量が増えたもん。
それにお茶会って何のことだろう。
誰からも誘われた覚えなんか無いよ、あたし…。
「…」
引き返してクロウにアップルパイ見せようかな。
そしたら林檎買わなくても良いし…。
うん、そうだよ。そうしよう。
勢い良く踵を返したあたし。
だけど。
「きゃあ!」
真後ろにあった何かにいきなりぶつかっちゃった。
うー…いたたたた…鼻打ったー。
「悪かった。まさかお前が振り返るとは思わなくてな」
「えっ、うわ!ジャ、ジャック…!?」
うわぁぁっ、真っ黒なタキシードにこれまた真っ黒のマント!!
いつもは…いつもは…あれっ、ジャックっていつもはどんな格好だっけ。
っていうか、まさかアキさんの言ってたヴァンパイアって…。
「ジャック…あのまさかとは思いますが、貴方はヴァンパイアですか?」
「当然のことを聞いて何の確認だ。頭を打っておかしくなったか」
「打ったのは頭じゃなくて鼻だもん!…じゃなくて…」
あたしは上から下までジャックを見た。
うーん…すっごいはまってる。
顔が良いとこういうの似合うのね。
ちょっと凄く格好いいわ…。
「それにしてもこんな夜にがこんなところをうろついているとは珍しい」
「へ?夜…?」
きょろきょろと周りを見渡した。
薔薇の生垣で薄暗いなーとは思ってたけど、真上には丸い月が温かい光を放ってた。
「えええ、もう夜だったの…?いつの間に…」
出てきた時は月なんか出てたかなぁ。
覚えてないや。
「夜にうろつくなど隙のあることだな。久しぶりにお前の甘い血を味わわせてくれるのか…?」
言いながらジャックがあたしの腰をぎゅうって抱き寄せてくる。
ああ、やだ、何するの…。
「やぁんっ…!」
抱き寄せたあたしの首筋にジャックがちゅうっと唇を寄せる。
はぁぁん、ぞくぞくしちゃう…。
「可愛い声を出すのだな…立ち上る甘い香りが堪らんぞ…」
耳元の囁く声がエッチだよぉ…。
「はあぁぁ…やだぁ、ジャックぅ…」
「こんなに俺を誘って…悪い子だ、…」
「きゃぁっ…!」
ぷつっと鋭い痛みにあたしは声を上げちゃった。
あ、嘘…、ジャックがあたしの血を…。
「あぅ…何、体…が…」
体が熱い…。
ジャックがちゅうってあたしの首筋を吸い上げるたびにおかしくなっちゃいそうな程気持ち良いの…。
「んっは…あぁ、ジャック、だめぇ…はぁっ、気持ちイイよぉ…っ!」
腰がぞくぞくする。
ああ、お腹の中がきゅんきゅんして…。
「ジャック、やだっ…はぁぁ…っ、あぁぁん…イっちゃうぅ…」
膝ががくがく震えて立っていられそうにない。
そんなあたしを抱き寄せるジャックの腕に力が篭る。
急にジャックがあたしの首筋をぢゅううって強く吸い上げた。
いやっ、そんなに吸ったら…!
イくイく!イくぅ…っ!!!
「…っ、あ、あれ…?」
イく寸前でジャックが唇離しちゃった…。
えええ、何でぇ…。
恨みがましくあたしはジャックを見上げた。
まだ熱に浮かされてるみたいでふわふわする。
「…物欲しそうな目で見るな。これ以上吸ったらの魂まで吸い出してしまうからな」
「そう、なの…?」
「お前はあいつに呼ばれているんだろう?さっさと行け。あまり遅くなると犬も来るぞ」
「…犬…?」
何のことだろう…。
中途半端にあたしを放ったままでジャックは闇の中に消えてしまった。
…何、彼はもう人間じゃなくなったの?
あ、ヴァンパイアって言ってたっけ。
「うぅぅ…こんなままなんて酷い…」
ぐずぐずと体の中に熱を篭らせたまま、足を引きずるようにあたしは歩く。
月の光が不思議と次の道を照らし出す道。
このままあたしは何処へ行くんだろう…。
「…あれ…」
しばらく歩いていくと急に広場のように薔薇の生垣がひらけた場所に出た。
ティーカップが三つ…。
もしかしてお茶会って…。
「遅かったね、」
突然声をかけられてあたしはびくっと体を震わせた。
この声…。
「ブルーノ…?」
うわぁぁ…。
ブルーノが今回一番衝撃的かも…。
その犬耳…女のあたしでもちょっと無理だよぉ…。
あっ、もしかして…。
「ブルーノって…犬?」
「?どうしたの?。そうだよ?」
ジャックが言ってた犬ってブルーノだったんだ…。
「があんまり遅いから、僕の方が先に着いちゃった。でもが来てくれたからミルクの心配なくなったね」
「…?何の話?」
あたしがきょとんとしてると、急にブルーノは上を向いて匂いをかぐような仕草をした。
「…あっちか…。ちょっと待ってて」
「う、うん…」
何だろ。
あっちになにかあるのかな。
ブルーノは薔薇の生垣の作っている別の道の方へ走っていく。
その後ろ姿を見て気づいたんだけど、ブルーノのお尻の辺りにしっかりとふさふさした尻尾があった…。
何だろ、眩暈を感じるかも…。
机の上にアップルパイのバスケットを置いて、少し待ってたらブルーノが戻ってきた。
一緒に現れた人物に、あたしは目を疑う。
ブルーノよりも衝撃的なのがいた…。
「、遅かったな。もしかしてジャックに会ったのか?」
「ゆ、遊星…。その格好…。や、ジャックには会ったけど…」
あたしの目の前の遊星は白いシャツに可愛いチェックのズボンをサスペンダーで留めて赤いネクタイをしていた。
頭には小さなシルクハット。
アナタ、それどうやって被ってるのかちょっと構造見せなさいよ。
「その格好に帽子にお茶会…。もしかして遊星…いかれ帽子屋…?」
「どうしたんだ突然。それ以外何に見える」
「…うん…ごめん…」
「謝る必要はない。しかしそうか、ジャックに会って遅かったのか。今回は逆に好都合だったかも知れないな。」
「そうだよねー。結局ミルクはコレが一番美味しいもんね。」
二人は顔を見合わせて頷いてるけど…。
一体何の話をしてるんだろう…。
「先に遊星から飲みなよ」
「…いいのか?」
「勿論」
「じゃあ、遠慮なく。俺から先にもらう」
二人のあいだによく分からない結論が出たらしい。
ハテナマークだらけのあたしに遊星が近づいてきた。
「遊星…?」
いつも通りの無表情で、あたしの肩を掴む遊星。
何だろ、って思ってたら。
ずるん。
「えっ…!?」
遊星があたしのワンピースを肩から一気に引き下ろしちゃったんだけど!
「きゃあ!ちょ、何するのよ!」
慌ててあたしは体を丸めて胸を隠す。
だけど、それは後ろから伸びてきたブルーノの手に阻まれてしまった。
後ろから腕を掴まれて胸を庇うことが出来なくなっちゃう。
「やっ、ブルーノ!?」
信じられない
ブルーノに押さえられて、あたしは遊星の目の前に胸を晒した状態になってしまった。
「放して!」
「ダメだよー。は今から僕たちにミルクご馳走してくれなきゃ」
「ええ!?だから、ミルクって何のこと…!?」
意味わかんない!
そもそもあたしはリンゴを買いにきたハズなのに、何でこんなことになってるの…?
「いただきます」
遊星の抑揚のない機械的な声がしたかと思うと。
「ひゃあああっ!!」
ちゅぷって、遊星があたしの胸に吸い付いた。
かぶりついたって言っても良いかも。
「あっ、やだぁ…っ!あっ、あっ…!」
そのままちゅうちゅう吸い上げられる。
ちょっと待ってよ、ミルクってまさか…!
ねろねろと乳首を舐めながら遊星があたしの胸を緩やかに揉む。
「ジャックと会った割に出が悪い」
「時間経っちゃったからかな…?」
二人の会話の意味が分からないけど、どうもあたしのおっぱいが出ないみたいってことは分かる…。
いや!出るわけないし!!
「もう!ふざけないでよ!そんなの出るわけないでしょ!!」
言ってあたしは遊星とブルーノから逃れようと体を捩った。
だけどブルーノはしっかりあたしの腕を掴んでいるし、遊星はぎゅっとあたしの腰を抱いてるしで、全く動けない。
「何言ってるのさ、。女の子は気持ちよくなったら、とっても美味しいミルク飲ませてくれるじゃない」
にっこり微笑んでブルーノは後ろからあたしの首筋に顔を埋める。
そしてざらりとあたしの耳の下辺りを舐めた。
「っあ…っ!」
ぞわっとした感覚があたしの体に生まれる。
それはさっきジャックがあたしの血を吸った時の感覚に似て…。
「はぁ…ん…っ。やぁ、ブルーノ…」
「可愛いよ、。それにとってもいい匂いがする…」
ちゅ、ちゅ…と後ろから頬の辺りにキスをたくさんされちゃう…。
「っ、ひゃあぁ…っ、遊星、だめぇっ、吸わないでぇっ…!」
ブルーノに意識を奪われている間に急に遊星に乳首を吸われてびくっと体が震えた。
ちゅうちゅう吸ってるよぉ…。
はぁぁ…何、コレ…っ。
すっごく気持ちイイ…!
「やっ、あぁぁ…っ、やめ、ゆうせ、はあぁぁっ…!」
体ががくがくしてきた。
ブルーノに支えてもらってるから何とか立ってるけど…崩れちゃうそう。
「どう?遊星」
「…っは、良くなった。ん…すまない、ブルーノ…」
「あぁぁんっ…!飲みながら…喋らないでよぉ…っ!」
はうぅ…っ、遊星があたしのミルクごくごく飲んでる…。
すごいエッチな眺め…。
「ああ、美味しそうー…。僕も早く飲みたいなぁ」
後ろから羨ましそうな声で呟いたブルーノが、遊星の吸っていない方の胸を触り始めた。
そしたらその刺激でぷしゅってミルクが溢れ出ちゃって。
「あ、零しちゃった」
指先を濡らしたそれをペロって舐める。
あたし本当にミルクが出るようになったんだ…。
「のミルク、本当に美味しいよ」
「んっ…そんなこと言われても、はぁ、あぁぁ…っ、嬉しく、ないぃ…っ」
はぁぁ…遊星の舌があたしの乳首撫で回してるっ…!
気持ちイイよぉ…。
そんなことしたらまたミルク出ちゃう!
「あっあっ…出ちゃうよぉっ、やあぁっ、だめぇぇっ!!」
ぢゅううううって遊星が強くあたしの胸を吸い上げた。
「はあぁぁぁんっ!!!」
びくびくってあたしの体が跳ね上がる。
イっちゃったみたいに。
余韻で震えるあたしの体からやっと遊星が離れてくれた。
「…ごちそうさま」
手で口元を拭いながら最初の時みたいに全く抑揚の無い声で一言だけ言う。
「はぁ…っはぁ…っ」
内股がぴくぴくしてる。
お腹の中が熱い…。
じんわり疼く体を震える足で必死で支える。
気を抜いたらへたりこんじゃいそう…。
「じゃあ交代だね!いただきまーす!!」
くるんとあたしの体を反転させて、次はブルーノがあたしの胸にかぶりついた。
「やぁっ、もうやだ…!」
ホント、もうあたしへとへとなんですけど…!
ジャックの時も遊星の時も気持ちよくはなったけど、核心に触れられてすらないのに…。
またあの快感に飲まれちゃうの…?
戦くけど、今度は遊星があたしの腕を強く掴んで離さない。
えーん、そろそろ許してぇ…。
「あれ、さっきまであんなに感じてたのに出が悪いね。遊星、お願いできる?」
「ああ」
「…ひゃぁっ!、ちょ、何するの…!?」
もぞ、と遊星の手が半端に脱がされて纏わり付くワンピースのスカートを捲り上げた。
さわさわと内股を撫で回す。
「いやぁっ、どこ触っ…あはぁ…っ」
嘘、遊星の指が下着の中にっ…!
「嗚呼、凄く濡れているな…熱い…」
「言わないでよぉ…っ、あァっ!そこダメぇっ…!!」
敏感な突起をなぞられてあたしの腰がびくびく跳ねる。
うぁっ…ブルーノがおっぱい吸ってるうぅ…!!
「ひアァァっ!!感じちゃう…っやめてぇ…!!」
「ん、は…ああ、すっごいよ、…。エッチな味がする…」
何言ってるの!
ああっでもすっごい気持ちイイぃぃ…っ。
後ろからあたしの腰を抱く遊星が突起を擦りあげちゃう。
ぎゅうぎゅう抱いてくるから、なんか…腰の辺りに硬い感触が…。
「がいやらしくて我慢出来なくなってきた…」
耳元に息がかかるくらいの距離で囁かれてぞくぞくする。
ああん、押し付けながらそんなエッチな声出さないで…。
「はぁっ、はぁっ…ブルーノぉ、激しいよおぉ…」
舌先でいやらしく乳首を捏ね回しながら吸い上げるブルーノに感じる…。
ちゅっちゅってされる度にお腹の中がきゅうんってしちゃう。
そんなあたしを見透かしたように、遊星の指があたしの中にずぶって埋め込まれた。
「きゃぁんっ!あはぁっ、ゆうせぇ…っ、はぁあぁぁ…」
無遠慮に中を掻き回すように指を動かされてあたしはとうとう立ってられなくなって…。
「んっ、は…、大丈夫…?」
胸を吸ってるブルーノにもたれかかるようにして崩れちゃった。
「はぁぁ…もうやだぁ…っ、無理、だよぉ…!」
抱きとめてくれたブルーノは、ああ、と思いついたように言った。
「大丈夫だよ、。もミルク飲んだら元気になるから」
「…え?」
何だろ、嫌な予感…。
「遊星ももう準備ばっちりだと思うし、いっぱい注いでもらいなよ」
「…えっ!?」
待って、ちょっと待っ…!
戦くあたしの腰を遊星と思われる腕が改めて抱えなおしたのが分かる。
「っ!」
そして押し付けられる硬い感触。
息を飲むあたしの耳に遊星の吐息がかかる。
「いくぞ、…」
興奮したような熱い遊星の声…。
はぁん、そんなエッチな声出されたらあたし…!
ずぶっと勢い良く遊星があたしを貫いた。
「あぁぁぁぁっ!!」
散々焦らされたあたしの体はいきなり絶頂を感じちゃう。
びくびく腰を痙攣させて断続的に遊星を締め付ける。
後ろから入ってくる感覚が堪らないぃ…っ!
あたしはブルーノに縋りついたまま遊星を深々と受け入れていた。
「すごいね。いきなりイっちゃったの?」
「やぁっ、見ないで…っ、ブルーノ、見ちゃいやぁ…っ」
「はぁっ、、くっ…すごくきつい、な…っ」
「やだ、言わないで遊星…っ!!」
はぁぁんっ、見られながらエッチなんて…っ。
でも…、遊星のおっきくてすごいよぉ…。
「あぁ、はぁぁっ…ゆうせぇ、激しいっ…!そんなにしたらまたイっちゃう…!」
イかされたばかりなのに遊星が気持ちイイところばっかり攻めるから感じすぎてまたイきそう…!
「イっても、いいぞ…。くぅ…っは、堪らないな…熱い…」
腰を使っていやらしくあたしの中を行ったり来たり…。
押し込まれる瞬間に奥まで当たる感覚がすごくイイ…!
気持ち良すぎて背中をしならせた時にブルーノと目が合った。
ああ、凄く熱っぽい目であたしを見てる…。
「っ、見ない…でぇ…」
遊星に犯されているところを見られている。
恥ずかしくてかあっと体温が上がるのが分かった。
「とっても可愛いね。僕も混ぜてよ」
そう言ってそれまであたしを見てたブルーノがまた胸にかぶりつく。
「ひあっ!?ぶ、ブルーノ…っ?」
改めてきつく吸い上げられて、イっちゃいそうな体が震え上がった。
「あはぁぁぁっ!おっぱいすっちゃだめぇっ…!」
「うっ…はぁ…っ、締まる…!、ブルーノで感じているのか…?面白くない、な…」
「あはっ、だって見せ付けられると意地悪したくならない?」
ブルーノ…っ、遊星を煽らないで…!
遊星の腰使いが更に激しく…っ!
荒い遊星の息遣いにまで興奮しちゃうあたしの体…。
はぁぁんっ、もうだめ…っ。
「あーっあぁぁ!!そんなっ、ゆうせぇっ、ブルーノ!!凄いよぉぉ…っ!イっちゃうイっちゃう!」
どっちも攻められたら我慢なんか出来ない!
「―――っ!!!」
あたしは声にならない声をあげてがくがくと体を痙攣させた。
物凄い快感があたしの体を駆け抜けてく…。
「はぁっ、俺も…出す、ぞ…っ」
絶頂の余韻に震えるあたしの腰に更に体を打ちつける遊星。
イったばかりのあたしの内壁はその動きに敏感に感じて中の遊星を締め上げちゃう。
「っく…!」
「うぁんっ!はぁ、遊星の…出てる、よぉ…っ」
遊星が思い切りあたしの中を突き上げた瞬間にぶわっと熱が広がるのを感じた。
あたしのお腹の中で脈動する遊星の…。
熱い感覚がじんわり中に広がってく。
はぁぁ、いっぱい出てるぅ…。
収まりきらなかった遊星の精液が内股を伝うのが分かった。
「はぁぁぁ…疲れた…」
もう無理。
ほんと、無理。
ぐったりとブルーノの上に倒れこむ。
「あれ、ミルク注いでもらっても元気にならないね。足りないのかな」
「…なら、ガレージへ帰るか。そこでゆっくり可愛がればいいと思うが」
「だね。、僕たちと一緒に帰ろっか」
「えええ、待って待って。もう無理…」
これ以上されたら死んじゃうよぉ…。
でもそんなあたしの言い分も聞かずに遊星はあたしを抱き上げる。
遊星、いつの間に服着たの…。
あたしはまだ服もまともに着てないんですけど…。
ちらりとブルーノの方に視線を向ければ、机の上にバスケットを回収してる。
「まずは帰ったらおやつにしようよ!アップルパイとのミルクでお腹いっぱいになったらたくさん可愛がってあげれるしね」
「そうだな。さあ、帰るぞ。」
意気揚々とする二人を見て、あたしは力なく目を伏せる。
このまま眠ってしまって、目を開けたときにはこれが現実じゃなくなってればいいのに…。
だけどそれが恐らく叶わないことも知っている。
ここは夢の何処か。
二度と覚めない夢の中。
終
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なかなか理不尽な世界でしたがお楽しみいただけたでしょうか。
何となくブルーノに寄っちゃいましたが、もう一つの作品では現実世界で遊星に甘やかされているので、遊星成分(何それ)が足りない方はそちらをどうぞ。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
HappyHalloween★