Undergarment Challenge


※「邂逅3」の続き
※従って
・夢主が一人暮らし
・ジャックに恋人がいる
設定で話が進みます
※やっぱり管理人が楽しいだけかも知れない
※以上を踏まえた上でお楽しみ下さい



キイ、と緩やかにDホイールのブレーキがかかる。
に負担がかからないようにとなされたその行為は、遊星が意図したとおりの髪を揺らしただけで済んだ。
彼が先に降りて、彼女に手を差し伸べる。
「…いいわよ、別にそんな…」
「いや、に怪我をさせる訳にはいかない」
ほら、と待ちわびる彼の手の引っ込む気配はない。
こんな照れ臭いことをされるのならばグングニールに乗れば良かったとは思うものの、結局同じことをされるような気もする。
今着ている服に着替えた後から続く「お姫様扱い」に照れと幾ばくかの惨めさを感じるが、それはが意識しているからで、付き合ってから今までずっと遊星の態度は変わらない。
じい、と見つめてくる瞳に耐えられなくなっては漸く手をとった。



「今日は楽しかったか?」
「…ええ」
いくつかの紙袋を二人で分担して持ち、エレベーターに乗る。
重量は大したことないが、中に紛れている「アレ」の存在だけはに重くのしかかる。
言い出しっぺの彼女は本当にするのだろうかと疑心暗鬼になるが、良く良く思い返せば彼女が嘘をついたことはない。
しかしその事実は確実に、計画を実行にうつすと言っているようなもので。
心の中で頭を抱えるの耳に、無情にもエレベーターが目的の階に着いたことを知らせるチャイムが届いた。
「着いたぞ」
「…ええ」
コツ、とヒールを鳴らして足を踏み出す。
見慣れた光景に安堵するが、今は死刑台に続く道にしか思えない。
こうなればヤケだと全ての思考を放り投げたは、遊星から自分の荷物を全て受けとると、彼に向き合う。
「…今日、良かったら泊まっていって欲しいのだけど」
顔をこれでもかと赤くして問う彼女に遊星は胸を射抜かれる。
願ってもない誘いを断れるはずもなく、彼はすぐさま首を縦に振った。
「なら、少しここで待ってて。片付けるわ」
「別に片付けなくても構わないが」
「そういう訳にはいかないの」
特にこの袋に入っている「アレ」だけは。
などと言える訳もなく、はいいから、と遊星を振り切る。
残された遊星は廊下からポッポタイムがあるであろう方向を見下ろし、思考を友人の彼女に向けた。
「履いて挑戦」とはどういう意味だろうか。
もしかしたら、日中のあの場所で何か約束を結んだのだろうか。
しかもひょっとしたら自分が何か、嬉しくなるようなことを。
だががそんなことをしてくれるだろうか。
僅かな希望を自分で砕いていきながらに呼ばれた遊星は、開けられた扉から遠慮がちに部屋に入った。


「汚なくて悪いのだけど」
「いや、そんなことはない」
部屋の中は最低限の家具しかない。
机、タンス、テレビとテーブルにベッド。
その寝具の上には今日購入したものが入っている紙袋が鎮座している。
「…?」
しかし、何か量が減っているような。具体的に言うと小さいビニール袋が。
思わず遊星が手を伸ばすと、慌てた様子のに逸らされる。
「?」
「触っちゃだめ…!」
「あ、す、すまない…」
「…いえ」
確かに女性の荷物を許可なく触るのはよくないと遊星は素直に謝る。
座っていて、と彼に告げたは、紙袋を持って台所に立った。
不思議そうな顔をする遊星は後を追おうとするが、差し出された手に阻まれる。
「ご飯作っちゃうから。貴方はそこで待ってなさい」
「泊めてもらうのにそれは悪い。俺も…」
強い命令口調のその言葉だが、遊星は従う気はない。
せめて手伝おうとするが、それも彼女に拒まれてしまった。
「いいから、座ってて」
「…それは俺の気が済まない。何かさせてくれ」
ハウスシェアをしている遊星は家事の大変さを痛感している。
に自分の分まで用意させる訳にはと席を立って訴えると、彼女は少し考えて口を開く。
「…なら、お風呂洗って入ってくれる?ただし、脱衣所の私の着替えには絶対手を触れないで」
「ああ、分かった」
付け加えられた条件に引っかかるものがあるが、遊星は黙って頷く。
いい、絶対よ、と更に念を押して、は包丁を握った。
しばらくしてシャワーの音が聞こえてくる。
艶めかしい想像をしてしまいながらも、友人の(約束と言う名の)命令を果たさなければならないは必死でグングニールとオムライスを作っていくことにした。
『主、"あいすてぃー"とやらを作ったぞ』
「ありがと。…じゃあ次はこれ冷やしておいてくれるかしら」
『御意』
いつか作るかも、と買っておいたものが役にたったことに深い満足感が生まれる。
意外と簡単に出来たデザートをグングニールに託し、はケチャップライスを卵で包んでいくことにした。



「出たぞ」
「ちょうど良かったわ。今出来たとこよ」
お盆をテーブルに運び食事の準備をする。
上半身裸で出てきた遊星にドキリとしながらも、は平常心を保ちつつ彼にスプーンを渡した。
今日一日着たタンクトップを再び身につける遊星に若干の罪悪感が湧く。
「出る前に「泊って」って言えば良かったわね」
「いいさ、あの場では言いにくかっただろう」
「…それもそうね」
あの場、というのは友人カップルと別れる間際のことだろう。
あのタイミングで言えば、ほぼ確実に友人は目を輝かせるため言わない方が二人とも吉と思えた。
無言で料理を口に運ぶ。
うまいな、と呟いた遊星に頬を染めたは、ただありがとうと答えて皿の上を平らげた。
遊星も食べ終えたことを確認すると席を立つ。
先程グングニールに冷やしてもらったモノを持ってくると、目の前に差し出す。
ぷるんと震える黄色い物体は遊星の表情を輝かせる。
ものすごい分かりやすい反応に微笑ましくなったは、あえて触れずに一口食べた。
「ん、いい感じ」
「…このプリン、が作ったのか?」
「ええ。冷やしたのはグングニールだけどね」
「すごく美味しい…」
「…そう」
うっとりして、一口、また一口と食べて行く。
自分が手伝った料理に満足した主人の想い人の言葉と態度に気を良くした氷龍はデッキの中で羽根を広げて休息の体勢に入る。
やがて内容物がなくなってしまった容器を名残惜しそうに眺めて、遊星は手を合わせた。
「ごちそうさま、どれも美味しかった」
「お粗末様でした」
もほぼ同じタイミングで食べ終わる。
さて後片付け、と席を立つと、その手を遊星に引っ張られた。
強くはないがいきなりのことでは驚く。
「何かしら」
「とても美味しかった」
「良かったわ」
「お礼と言ってはなんだが、片付けは俺にやらせてくれ」
「でも貴方はお客さんよ」
自分がポッポタイムでご飯をごちそうになる時も彼女は一度だって台所に立たせてはくれなかった。
あまり世間に詳しくないの頭には「客は台所には立たせないもの」とだけインプットされているので、彼の申し出がどういう意味を含んでいるか全く分からない。
引き下がらない遊星にどうして、と問うと、(にしては)予想外の答えが返って来た。
「…妻にばかり家事をさせるのは夫失格だからな」
「…!?」
「新婚生活のリハーサルにいいだろう?」
気が早すぎる。
気が早すぎるし、風呂掃除した時もそんなことを思っていたのかとの表情が呆れを孕む。
しかし彼は気にせず彼女の手からお盆を受け取ると笑って席を立った。
「ゆっくりしているといい」
「遊星…」
「モンスターと遊んでいてくれてもいいが」
「…じゃあお風呂入っていいかしら。皆と遊ぶのはそれからにするわ」
今日はたくさん歩いて疲れたと言うが、遊星に反対する気はない。
のぼせないようにな、と告げると、流しの蛇口をひねった。


「…」
頭と身体を洗って湯船につかる。
いい湯加減のそこでリラックスするだが、思考は風呂の外にあった。
脱衣所のパジャマの下。
今日友人に買ってもらったそれを本当に身につけるべきかで非常に悩んでいる。
「…」
しかし、脱衣所に持ってきた下着はアレだけ。
台所にいる遊星の目線をかいくぐってタンスまで別のものを取りに行くなどという行動は出来そうにない。
そうとはいえ下着を着けずに遊星と一晩いるわけにもいかない。
羞恥心と諦めと照れが混在する心を抱えて、はもう一度シャワーを浴びた。
「………よし」
固まる覚悟。
タオルで身体を拭いてソレに手を伸ばすと、勢いのまま身に付けた。
なるようになる。
それだけを呪文のように繰り返し、風呂場から出てリビングへと戻る。
「出たわ」
歩く度感じる違和感を悟られないように言葉を紡ぐ。
ああ、と返事をした遊星は膝の上に座るように体勢を整えてを迎える。
感触でばれるかも、と思った彼女だったが、あまり深く考えないようにして彼に従った。
何しろ今日は二人きりである。
誰にも何も言われない。
解放感と同時に遊星を独占していることの満足感を味わって、は遊星の腕に抱かれた。
何も考えずに映像が映る箱を見つめる。
何やらクイズ番組をやっているらしかったが、それに参加する元気も考える気力も湧かないほど遊星の腕は心地良かった。
眠りそうになるが、彼女との約束は果たしていない。
どうやって迫れというのかまるでわからないは、それとなく遊星をベッドに誘うことにした。
「…ねえ、遊星」
「どうした?」
「もう横にならない?私大分…」
「眠いか?」
「ええ…」
こういえば恐らく彼もいっしょに横になるだろう。
案の定遊星はテレビの電源を消してをベッドに沈めた。
そして自らも覆いかぶさり、彼女の様子を見る。
押し倒されているような気恥ずかしさを覚えながら、彼女は遊星に抱かれ始めた。
素直に腕に収まり目を閉じる。
堪らなくなって遊星が服を脱がしても特に抵抗しなかったため、彼は不思議に思った。
眠いと言っていたのに怒らないとは、と思いながらパジャマのズボンの中に手を入れる。
しかしそこはいつもと違う感触で遊星を驚かせた。
いつもは布があるのに、今日は生肌に近い。
近いというよりも生肌そのもので、動揺が隠しきれない。
彼女に連れられて入った下着売り場で買ったものはまさかと思考を働かせていると、遊星によって下着姿にされたが彼を壁に縫い付けた。
「っ…!」
「…」
いわゆる「壁ドン」をされた遊星だが、彼女の行動が照れ隠しであることを察する。
恐らく"彼女"がこの下着を勧めたのだろう。
そう考えると「履いて挑戦」の意味も尻の感触の理由も分かる。
手首を握られて抵抗出来ないのをいいことに、は遊星を睨みつける。
この状況に加え睨まれた遊星だが、身長の低い彼女の目線(しかも顔も耳もリンゴのように赤い)は上目遣いで誘っているようにしか思えないし見えない。
ちらりと視界に入った彼女の臀部は丸出しで、視覚からも一瞬下着を着けていないんじゃないかという錯覚を引き起こしたこともその要因にある。
しかし腰にはショーツの紐が見えていて、下着をつけているらしいことに遊星は安堵するが、問題はそのデザインだった。
後方部に布がない。
所謂Tバックと呼ばれるそれとお揃いの薄いピンクのブラジャーを身に付けて自分を見つめるに欲情しきった遊星は、手を解放させて抱き締める。
「…すごく可愛い」
「そんなこと…」
「よく似合っている」
「…」
慈しむように頬にキスを落とされては何も言えなくなる。
「そんなに顔を赤くして誘惑されたら抑えがきかなくなるだろう」
分かっているのかと言われるが、正直今の態度のどこが彼の欲望を刺激したのかには分からない。
遊星の言葉に更に赤面したは彼の胸に頭を押し付ける。
この羞恥の顔が隠せるなら何でもいいと、半分考えなしの行為だったが、それは遊星から理性を奪うのに十分だった。
「本当に…そんなに可愛いことをして俺にどうして欲しいんだ」
「…どうしてって…」
「"履いて挑戦"するんだろう?」
「!」
出る間際に彼女から聞いた言葉。
確かにあの距離と声量では聞こえるだろうとは思っていたが本当に聞いているとは。
しなければならない約束を思い出したは遊星の胸に顔を埋めながら彼のベルトを外し始めた。
抜き取って、ジッパーを下げて。
片手で遊星の尻、もう片方の手で彼自身を触る。
「…これ、欲しい…」
にとって精一杯の迫る文句だが、遊星に不満はない。
熱く勃ちあがったソレを押し付けると、遊星はを抱き締めた。
する、と彼女の手が上下に往復するたび彼の身体がぴくりと跳ねる。
それだけで深い充足感を得るが、満足は出来ない。
も、約束は果たしたと思うものの、このまま遊星が引き下がる訳がないことを知っている。
どうせするならせめて、と顔を上げてキスをねだるに、遊星は途方もない愛情をこめて応えた。



寝かされた布団の感触が生々しい。
飽きるほど至るところにキスされたは、その度に身体を跳ねさせる。
「は…あん…っ」
「ふ、可愛いぞ」
「やあ…!そんな、こと…」
胸にも、腹にもキスを落とされ痕を残される。
彼女の白い肌と薄ピンクの下着と妖しいコントラストを放っていて、遊星は満足げに口角を吊り上げた。
しかし改めてまじまじ見てみると。
下着を身に付けているとはいえいやらしすぎる。
むしろ下着のせいで性欲が煽られているのかもしれない。
そこにが自らの腕でデリケートゾーンを隠す仕草が加わった為、遊星の理性は完全に破壊された。
「もう、無理だ」
「え、何が…っきゃああん!」
後ろ手でブラジャーのホックを外した彼は勢いのままそこにむしゃぶりついた。
首から手を回し肩を抱きながら、もう一方では秘部に手を入れる。
同時に敏感なところを攻められるは絶え間なく喘ぎ声を上げる。
「ひ、ァアあ…!遊星…そこっ…!」
「ここか?」
「あああ!」
ぐり、と一番感じるところを攻められたの背がしなる。
気を良くした遊星が繰り返し弄ると彼女の腰が跳ねた。
軽くイったらしいを見て、遊星は指を引き抜く。もう挿入れるのかとが思い始めた時、彼は足の間に身体を収めた。
そして今まで指で愛した秘部に顔を近付ける。
何をされるか分かったが遊星の頭を押さえるも、力の入らない腕では阻止することは出来なかった。
「んひぃい!」
「…っむ…」
秘部に口付けられ舐められ、吸われる。
温かくぬめる舌に犯されては仰け反った。
「んー!あひッ、あ、あああ!」
「はっ…ここ、イイか?」
「イイっ、の、気持ひイイ…!遊星らめっ、すぐイくッ、イくぅう!」
下から上に舐めあげて挿入する。
にゅちゅ、と淫猥な音が秘部から漏れてを耳からも犯した。
収縮し始めるそこから舌を抜いて、遊星はクリトリスを口で包む。
「ふぇえ…だめ、も…イくって言ってるのにっ、そんなことしたら…ッ」
「イっていい」
「あうッ!す、っちゃだめぇえ!あ、あっ、…あぁあアアあ゙あ゙!!」
口の中に広がる潮を飲み干して遊星は笑う。
果てたはベッドに身体を預けてだるそうに遊星を見上げた。
「駄目って言ったのに…」
「だが嫌ではなかっただろう?」
「……それはそうだけど」
「それより、あんな可愛いを見て俺ももう我慢出来ない」
さらけ出された遊星自身。
痛い程大きくなった遊星の男根の先からは既に透明な液が顔を覗かせていた。
今からソレで何をされるのか分からない訳ではないは唾液を飲み込み喉を鳴らす。
期待された遊星はほくそ笑んで、先端を埋め込んだ。
ぐぷ、と音と共に一気に貫く。
「っーー!!」
「っく…!あぁっ…!」
挿入しただけでイったの膣が蠢く。
搾り取るような動きに遊星は声を漏らすが、それすらもの感度を高めた。
はあ、と荒く息を吐いて彼の胸に手を伸ばす。
「ゆう、せえ…!」
…」
きゅう、と抱きついて愛を欲しがる。
それに応えない遊星ではなく、惜しみなく包み込んで自身で攻めたてた。
「ひぁああん!すご…激しすぎて…!」
が、可愛すぎるのが、いけない…!」
「んひぃい…そんなこと、ないわ…ぁああ!」
「そんなことない訳ないだろう、あんないやらしい下着で俺を煽って…!はいやらしいな…」
「やああ、耳元で、そんなこと言わないでぇ…っふあぁあアア!」
指でも舌でも攻められた敏感な箇所を今度は遊星自身に犯される。
男根が擦る度イっているは彼の背中を痛いほど抱き締めて快感に震えた。
その痛みすら快楽として受け止める遊星の腰の動きは止まらない。
はーはーと興奮した息使いと、すぐイかないように食いしばられた歯が、彼も気持ちヨくなっていることをに伝えていた。
「ああっ、あ!ああああああ!ゆうせ、ゆうせえ…!イイの、イイ!イっちゃうぅうう!」
「イイ、俺もイイ…!の中気持ちイイ…っ!」
ごちゅごちゅ絶え間ない水音と肌同士がぶつかる音と。
酷く激しい注送を繰り返す遊星も、受けるもお互いしか見ていない。
泡立つ白濁と愛液が行為の激しさを物語るころ、ついに二人は限界を迎えた。
「ッあはぁああああ!!あー、あっ、あああ!」
「っうぁああ…!く、ああ!」
暴れる男根は新たな精液をにこれでもかと注ぐ。
溢れるそれはシーツに水たまりを作った。
落ち着いた頃、遊星は自身を引きぬくがまだそれは萎えていない。
涙と唾液でぐしょぐしょのの顔を拭って、彼は身体を重ねる。
「…はあ…」
「遊星…ちょっと疲れたかも…」
「…そうか…だが…」
「…まさか」
「すまない、まだ、を愛したい」
「え、何言って…っゃぁああん!!」
抵抗なく受け入れる秘部をまた男根で埋める。
彼女の言う「夜優しそう」とは何だったのか、と思いながらは再び遊星と快感に身を任せた。
かき混ぜられて、抉られて。
「ひぃィイ!は、あ、ああああああ!」
「まだ、締め付けてくる…!すごいな、…!」
「無理ッ、そこ、もうぅうぅ!ふぁあ、アァアア!」
何度目かの彼の愛を注がれた頃、の意識はぶつりと途切れた。






「おはよう」
美味しそうな匂いがして、のろのろとはベッドから起きて台所へと向かう。
自分は今まで寝ていたはずなのにどうして、とそこを見ると、既に遊星が朝食を作っていた。
誰かがいるというのはいいものだ、と思うものの、寝起きの頭でも昨晩遊星の言った"新婚生活"という言葉が浮かんでくる。
悟られないように平常心を取り戻したは彼の隣に立った。
「…おはよう」
「勝手だとは思ったが、も腹が減っていると思って作ってみた」
「ん…ありがと」
さす、と腹を擦る。
昨晩ひたすら愛されたそこはまだ不思議な熱をもっているようだった。
「もう出来る。座っていてくれ」
「…それはいいのだけど…貴方、寝た?」
当然寝ている間は彼の姿を見ることは叶わない。
自分が意識を手放す前と取り戻した後と、共に遊星は起きていた。
心配になってが聞いてみると、彼は首を横に振る。
「いいや、寝ていない」
「え」
「ずっとの寝顔を見ていた。そうしたらいつの間にか朝になっていて…」
「は?」
「こういう時でないとお前の寝顔なんて見られないからな」
愕然とするをよそに、遊星は「可愛かったぞ」と彼女の頭を撫でる。
彼女から「いつも機械いじっていて寝てないのよね」と聞いていたからいい機会だと思っていたのに。
まさか自分が原因で寝ていないなんて、と顔を赤くしたは切り札とばかりに言葉を紡いだ。


それが、さらなる腰の痛みと遊星と自分の不眠を増す結果になるとは思わずに。


「遊星…今日もまた泊って行かない…?」


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マリアマリー様から頂いたキリリク夢(表夢・「邂逅3」)のお礼小説です。
このたびは本当にありがとうございました!
「Tバック履いて遊星に迫る夢主」というリクエストでした。精一杯応えたつもりですがいかがでしょうか?お気に召さなければ書き直しますのでどうぞお申し付けください!
これからも「海と星と空と陸」と夢主、あとついでに管理人をよろしくお願いします!

お礼小説ですので、お持ち帰りはマリアマリー様に限ります。ご了承ください。


迫ってる(物理)だったけどこれってセーフなのかな…
…セーフだよね!←


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んふー!!海と星と空と陸/冰覇様より頂きました。
わぁいわぁい!邂逅3の続きっ!!
いつも無茶なお願いしてごめんねぇ…でも応えてくれる冰覇ちゃんが好きよっ^^♪
可愛く迫ってましたね。やばいね、これすっごい可愛いね!!!
どうもありがとうございました!
ご馳走様です!!



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